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西馬音内盆踊りの衣装。。。

西馬音内盆踊りの衣装は・・・
パッチワークのようなミックス着物ですね。。。
(私のツボにハマりました・・好みの色合いですよ。。。)

皆さん、それぞれで・・同じ衣装は無いそうです。。。
とは言っても、少し決まりごとはあるようですね。。。
紺、藍色系に、赤、朱色をミックスしているようです。。。
半襟は赤で・・掛け衿と帯は、黒ですね。。。
黒い帯は、お太鼓結びでは無いですね・・・
だらり帯?とも違うけど・・ダラリとしていますね。。。
しごきは、赤ですね。。。

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端縫(はぬい)


端縫い衣裳は、特有の美しい踊り衣裳で、女性の踊り手が用いる。四種も五種もの絹布(けんぶ)をはぎ合わせたもので、帯もしぶ味好みのものが多く、結び方は御殿女中(ごてんじょちゅう)風な形になりその上に、赤か紫・黄のしごき(並幅の布を、そのまま用いる帯)を締め蝶結びにして、左側に下げる。二枚の布をはぎ合わせるため昭和初期までは「はぎ衣裳」と呼ばれていたものが、少し布端を折り返して縫うことの「端縫い衣裳」と呼ばれることが多くなった。 盆踊りに先立ち、各家々での着物の虫干しをみることのできる「藍と端縫い祭」では、約400年以上前の藍染め衣裳や、端縫いに真綿を入れた衣装も展示される。以前、送り盆の季節に朝まで踊られていたころは、防寒用の着物の中着である胴着で踊った時代もあった。端縫い衣裳は、黒で縁取られ、絹の色柄を左右対称に見事に配色している。先人のセンスの良さは、美の国秋田を象徴している。多数の観客の目にふれる踊り衣裳に西馬音内女(にしもにゃおなご)たちが強い関心と工夫をよせ、絹の端布を愛おしみ、おもいおもいに図柄や配色に苦心をしながら端縫い衣裳を縫いあげたことが、しのばれる。端縫い衣裳は、祖母から母へそして娘へと受け継がれる。昭和初期から中期までは、絹を利用した端縫い衣裳はよほどの旧家などしか持っておらず、さらには、成熟した心身が踊りに表れ、魅了されるような踊り手でなければ着ることができなかったといわれている。

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編み笠

よく乾燥させた、い草を材料として作られ、半月形よりも両端が張り出した形が特徴的。両側の側面に芯の入った赤いくくり紐を結びかぶるとき開きすぎて顔が見えることのないよう、笠の前後を赤い紐または布でとめる。それを前被りにかぶって踊る。端縫い衣裳や藍染め衣装に用いられる編み笠は、女性の首すじを美しく浮き立たせ、深くかぶった笠から覗く、赤い紐や唇は艶っぽく、踊りを引き立てる。西馬音内の盆踊の編み笠は、両端が張り出した形のため、機械での生産は難しく、すべて手作りで作られる。手がかかるため、一つの笠を作るのに2~3日はかかり、価格も1万円~2万円ほどである。廉価な編み笠も出回っているものの、数少なくなってしまった地元の作り手が作った編み笠をかぶって踊ることを望む人も多い。

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こちらは、紺色や藍色系の(藍染)の浴衣ですね・・・
皆さん、それぞれの柄のようですが・・・
やはり、少し決まり事があるようです。。。
袖口に赤・・黄色の帯に、赤いしごき。。。

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藍染

端縫とならんで西馬音内の盆踊の踊り手が着る浴衣に藍染がある。その多くは手絞りの藍染めで、江戸時代後期、平鹿・浅舞地方で発達した「上絞り」の技と「藍染め」の術で、それぞれの町家の婦人たちによって作られて以来、続いているものである。とくに、西馬音内で着用されている藍染の浴衣は、その柄も個性豊かで変化に富み、袖には赤い布が縫い付けられている。浴衣は、腰紐をしめたうえに、だて巻きか角帯をいて着くずれをとめ、その上に端縫い衣裳と同じように赤か紫・黄のしごきをしめ、蝶結びにして、左側に下げる。江戸時代に制作されたもの現存し、現在でも着用されて現役のものもある。浴衣は、踊った後すぐかその翌日、水洗いをして汗や汚れを落とし、のり付けをして夜の踊りに着られるようにする。幾度となく水をくぐった藍染めの色は、年を重ねるごとに色が冴え、踊り姿を照らす赤い「かがり火」に色鮮やかに映えるようになる。旧家しか端縫いを持っておらず、さらには上手でなければ着ることができなかった時代には、藍染めの踊り浴衣はもっとも一般的な衣裳であった。一時期、端縫い衣裳ばかりが取り上げられたため、端縫い衣裳の踊り子が多くなっていたが、最近、盆踊りの直前の8月第一日曜日に「藍と端縫いまつり」が行われるようになり、藍染が再認識されている。

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ひこさ頭巾


ひこさ頭巾西馬音内の盆踊が亡者踊りといわれるゆえんの一つに独特の頭巾(ずきん)の存在がある。踊りの輪の中に黒い覆面の踊り子が多く入っている情景は、いかにも妖しい雰囲気をかもしだし、踊りの中の黒い覆面、ひこさ(彦三)頭巾は、亡者を連想させるからである。ひこさ頭巾は、麻や木綿などの黒い布で、前長さ85cm、後長さ69cm、幅31cmの袋状で、目だけが見えるように目穴を開け、その中央には黒いボタンが縫い付けられているものである。目を目穴の位置にあわせて、豆絞りの手拭などで鉢巻きをしてとめる。由来については以下のような説がある。農作業(日除け・虫除け用)に用いる黒布の覆面に由来するという説。この覆面は、秋田県由利地方で「はなふくべ」、山形県庄内地方では「はんこたんな」と呼ばれる。明治初期に東京の歌舞伎芝居をみた西馬音内の人が役者の後見をする黒子の用いる黒覆面から思いついて作ったという説。そのときの役者が坂東彦三郎で、その名に因んでひこさ頭巾としたという説だが、記録はない。鹿児島県与論町の与論十五夜踊りにも、類似した頭巾が使われているので何かゆかりがあるのではという説

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衣装も素晴らしい、お祭りですね。。。
実際に、見てみたいですよ。。。



*こちらで調べました 馬音内盆踊 - Wikipedia






by kaguramai_mayu | 2015-06-21 14:35 | 着物